2017年9月16日土曜日

(14) とれるだけ仕事をとってみた



プロ野球ではセ・リーグ、パ・リーグとも今日にも優勝が決まるかもしれません。以前は、テレビで野球の中継を見ていましたが、翻訳の仕事をするようになってラジオで聞くようになりました。radiko(インターネット経由でラジオを配信するアプリ)で聞くと、雑音がなく普通のラジオよりもずっとクリアに聞こえます。ただ、リアルタイムではなく数十秒遅れて放送されるので少し困ることがあります。。。

今週はB社(日英)から仕事の依頼はなく、クラウド翻訳会社のI社(英日)の仕事をすることにしました。以前も書きましたが、I社では掲示された案件を翻訳者が早い者勝ちでとるシステムになっています。また、1つの案件を終えるまで他の案件をとることができないシステムになっているので、「とれるだけ仕事をとってみた」と言っても同時にたくさん仕事を抱えるというわけではありません。

月曜日から金曜日のうちの4日間、朝起きてから夜9時ごろまでスタンバイしていました。ワード数の少ない案件が多く、2000ワードを越す案件はまれで、わずか数ワードの案件もあります。数百ワード以上のL2レベル(8/12の投稿で説明しています)の案件が来たらすぐにチェックして、できそうだったら引き受けることにしました。

「L2レベルの案件が掲示された場合に、1分以内にパソコンとスマホに通知」するような設定にしています。パソコンの前に座っていないときでも、仕事をすぐにとれるようスマホを肌身離さず持ち歩いていました。それでも、仕事をとれる確率は20、30%くらいだったでしょうか。

その結果、4日間でとれた案件は計5件、3000ワード強でした。かかった翻訳時間は18時間でした(制限時間をほぼすべて費やしました)。予想よりも多かったですが、まだまだ生計を立てられるほどではありません。

翻訳会社への応募を6月に始め、7月に初めて翻訳の仕事をしました。8月には少し仕事も増え、さらに今月はすでに8月の売上(収入)に並びました。目標は、まず年内に月30万円の売上を達成することです。現在の売上額とはまだ差がありますが、不可能な額ではないように思えます。必要経費があまりかからないので、私の場合には月30万の売上で十分生計が立てられます。さらに、数年後までに月平均で50万円(年600万円)の売上を目指します。25年間くらい働ければ、リタイア後の生活費も十分まかなえる見込みです。

I社に限らずクラウド翻訳会社では、専門的な案件はあまり扱っていないようです。将来的には、専門分野の翻訳を中心に仕事をしていきたいと考えています。

先日購入した本、



誤訳をしないための翻訳英和辞典+22のテクニック 改訂増補版
河野一郎
ディーエイチシー
2017年7月10日




の中で、「you and your」という言い回しが紹介されていました。君の口癖の、君のおはこの、という意味です。この表現を昨日届いた、

Technical Writing and Professional Communication: For Nonnative Speakers of English
Thomas N. Huckin, Leslie A. Olsen
Mcgraw-Hill College
January 1, 1991

の中でたまたま見付けました(追記:この本は想像していた内容と違ったため読むのを辞めました)。覚えたばかりの表現を、他のところで見付けるとうれしい気持ちになります。 英語を使ったコミュニケーションの重要性を強調する脈絡の中で、以下のように「they and their」の形で出てきました。
In a word, if technical people cannot communicate to others what they are doing and why it is important, it is they and their excellent technical skills that will be superfluous.

来週もI社の仕事をします。空いた時間に今回紹介した本などを読む予定です。