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紅葉を見に行ってきました。まだちょっと早いようでしたが、リフレッシュできました。
今週の仕事
B社(日英、9/2の投稿)のマニュアル翻訳の仕事を無事終えて納品しました。A社(英日、9/2の投稿)の初仕事の英日チェックも納品しました。
今週1度仕事をお断りしたこともあり、2日ほど仕事がない日ができました。結果的に久々にゆっくりできました。その後、B社から来週末が納期の仕事を頂きました。
英語・翻訳の学習法 その1―英文読解、英日翻訳
トライアル応募までにしてきた英語・翻訳の学習について3回に分けて書きます。
今回は、英文読解と英日翻訳についてです。ボキャビル(語彙力強化)については、再来週書く予定です。
英語学習のために、たくさん本を購入し、たくさん読みました。翻訳の学習のためにも、数冊読みました。その中で、仮に数年前に戻って技術翻訳者になるために英語・翻訳の勉強をやり直すとしたら何をするか、を考えて選びました。
ここで挙げる本の中には、好みの分かれるものもあると思います。
文法
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表現のための実践ロイヤル英文法(例文暗記CD付き)
内容の濃い本です。しっかり文法を勉強したいと思って購入しました。全部で3回読みましたが、最初に読んだときには4ヶ月かかりました。
英文読解
私の学習法は基本的に、
- 英文を読んで訳す
- 模範訳と比較して自分で添削する
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ビジュアル英文解釈 (Part1) (駿台レクチャーシリーズ)
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ビジュアル英文解釈 (Part2) (駿台レクチャーシリーズ)
この2冊と下で挙げた2冊は、伊藤和夫さんの書いた高校生・大学受験生向けの参考書です。
ビジュアル英文解釈Part1とPart2は『英文解釈教室』を読むための基礎になります。読み返す(2回目に読む)ときには、英文と1回目に自分で作った訳文を読んで、前回間違えた箇所を確認しました。
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英文解釈教室〈新装版〉
解釈が比較的難しい表現を扱っています。文法的に難しい表現です。1度中断してしまいましたが、全部で3回読みました。中断期間も含めると1年以上かかりました。
この本と『表現のための実践ロイヤル英文法』を読んだ後に、さまざまな英文に触れて、「読むために必要な文法」が身に付いたと思っています。
なお、私が読んだ『英文解釈教室』は1つ前の版(改訂版)です。最新の新装版のほうは読んだことがありません。
翻訳者の柴田耕太郎さんは、この本(以前の版)を名著であると述べた上で誤訳などを指摘しています。最新の新装版は、改訂版を柴田さんらが改訂したもののようです。
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テーマ別 英文読解教室
英文解釈教室と比べるとやさしく感じます。
『ビジュアル英文解釈 Part1』と『テーマ別英文読解教室』の自分の訳文を見返してみると、ずいぶん差があります。途中で翻訳者になることを意識するようになったせいか、訳文が読みやすくなっています。最初のころは、誰かに訳文を見せることなど念頭になかったので、正確に訳すこと以外はあまり考えていませんでした。
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英文読解術 (ちくま学芸文庫)
安西徹雄さんの著書です。ポイントのみを解説しています。似たようなタイトルの本が他にあります。下に挙げた『英文翻訳術』を読んだ後に、そこで書かれているテクニックを意識してこの本の課題の英文を訳しました。
英日翻訳
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英文翻訳術 (ちくま学芸文庫)
こちらも安西徹雄さんの著書です。英日翻訳のテクニックについて書かれていて、とても役に立っています。あまり癖もなく万人受けする本だと思います。何人もの翻訳者さんがブログで紹介しています。
無生物主語の場合の訳し方を丁寧に説明しています。翻訳するときによく使っています。
できるだけ英語の語順で訳すべきだと強調しています。これについては、私はあまり従っていません。語順通りに訳すのが難しいことが多いからです。
英文解釈の本と同様に、全て訳し模範訳と比べ、自分で添削しました。こちらも似たようなタイトルの本が他にあります。
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翻訳事典2018年度版 (アルク地球人ムック)
(38~39ページ)
この雑誌は、翻訳者の求人に応募する際に購入しました。役に立つ記述がありましたのでここで取りあげました。
「めだかの学校発表会」(38~39ページ)の記事で、
Most children are aware of it.
という英文の訳文が5つ挙げてあります。いろいろな訳し方ができると一本調子な翻訳が避けられる、と指摘しています。
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トライアル現場主義!―売れる翻訳者へのショートカット
訳文の添削を通して、トライアルの採点で重視されることが書いてあります。載っている課題文は比較的やさしいです。
多読
近くにある大学の図書館で借りて読みました。主にやさしい英語に書き直されたリライト版(ペンギンリーダーズLevel 3~6)を読みました。
以前も書きましたが、私は基本的に意味の分からない単語・熟語は辞書を引くようにしていました。とは言うものの、面倒くさいときには引きませんでした。
リライト版を読んでいるときに、簡単な単語を使った表現に感心することが多かったので、リーディングよりもライティングに役立ったと感じています。
The Japan Times ST
9/2の投稿を参照。
TOEIC公式問題集などのTOEICの参考書については、省略しました。